医療事務員10円に泣く


医療事務の資格を取るため医療事務の学校で講座を受けている時、私は初めて医療費が点数で計算されている事を知りました。
それまでは病院にかかっても支払いは当然円ですから、点数で計算して、それを円に直して請求されているとは思ってもみない事でした。
点数1点が10円の計算です。
1点取り間違えただけでも10円変わってくるので点数の取り間違いは医療事務としてやってはいけない失敗ですが、バタバタと忙しい時間には医療事務コンピューターでわざわざ入力しながら点数を取るより、自分の頭で計算をして点数を取るほうが早い時もあります。そんな時あってはいけない点数の取り間違いをしてしまうのです。
1点は10円。しかし、患者さんへの請求は2割や3割でしたから、初診料、レントゲン料、処置料、処方箋料などなどを点数で計算しその合計点数×3(2)が患者さんへ請求する額となります。
薬価はまた見たことも使ったことも無い五捨五超入と言う計算をするので、点数の取り間違いをしてしまうこともありました。
そう考えると私はよく計算間違いをしていたな・・・。
そうして私は10円に泣くのでした・・・。
こういう話を神戸の総合病院で医療事務をしている友達に話すと、『ありえない!!』と怒られていました。
私は小さな診療所での医療事務でしたので、失敗は正直に医院長に報告し怒られ、次から頑張ります!で終わっていましたが、総合病院でこのような失敗をした場合どうなるんでしょうかね?