カテゴリー別アーカイブ: 医療事務の体験日記

医療事務の仕事に慣れてきた

医療事務の仕事に就いて1年もすれば、整形外科の点数の取り方のパターンを一通り経験したことになるのか、私が勤めていた整形外科の医院長の点数の取り方にパターンがあるのか、医療事務の仕事に慣れてきてトラブルの対処がうまくなったのか・・・。とにかく1年目とは違い気持ちにも体にも余裕が出てきました。
それまでにいろんな失敗を数多く経験していたので、『もう、失敗したら正直に謝るしかない!』と失敗を恐れずに自分で考え行動できるようになっていたのも良かったのでしょう・・・。
私は、現在医療事務を目指して資格取得の勉強をしている方々より、医療事務に向いていなかったかも知れません。
ではなぜ整形外科で医療事務の採用をもらえたのか・・・?
仕事が出来る人、医療事務の認定資格ではなく医療事務診療情報管理士の資格を持っている人、医療事務の経験が豊富な人・・・。私より採用をもらいやすい人も面接に来ていたでしょう。
医療事務の初心者で、失業時期も長く、前職も医療や事務とは全く関係のない職。でも私は就職活動もせずに医療事務の学校からの斡旋で整形外科への就職が決まりました。
きっと、医院長は仕事の出来る医療事務経験者や医療事務診療情報管理士の資格などない方が良かったのだと思います。
変に知識ばかりで頭でっかちの新人医療事務員より、何も解らず、今から経験勉強していきたい!と言う努力の出来る人材を求めていたのだと思います。
医療事務は即戦力になるように、経験者を採用したがる医院もあるでしょうが、決して医療事務の経験者ばかりが採用をもらっているわけではありません。高い資格取得者ばかりが採用されているわけでもありません。
医療事務の仕事が自分に向いているかどうか、資格取得に悩んでいるようなら、もう一歩踏み出して行動してみても良いのでは?
私が医療事務の採用をもらったように、出会いはあるかも知れません。

医療事務員10円に泣く

医療事務の資格を取るため医療事務の学校で講座を受けている時、私は初めて医療費が点数で計算されている事を知りました。
それまでは病院にかかっても支払いは当然円ですから、点数で計算して、それを円に直して請求されているとは思ってもみない事でした。
点数1点が10円の計算です。
1点取り間違えただけでも10円変わってくるので点数の取り間違いは医療事務としてやってはいけない失敗ですが、バタバタと忙しい時間には医療事務コンピューターでわざわざ入力しながら点数を取るより、自分の頭で計算をして点数を取るほうが早い時もあります。そんな時あってはいけない点数の取り間違いをしてしまうのです。
1点は10円。しかし、患者さんへの請求は2割や3割でしたから、初診料、レントゲン料、処置料、処方箋料などなどを点数で計算しその合計点数×3(2)が患者さんへ請求する額となります。
薬価はまた見たことも使ったことも無い五捨五超入と言う計算をするので、点数の取り間違いをしてしまうこともありました。
そう考えると私はよく計算間違いをしていたな・・・。
そうして私は10円に泣くのでした・・・。
こういう話を神戸の総合病院で医療事務をしている友達に話すと、『ありえない!!』と怒られていました。
私は小さな診療所での医療事務でしたので、失敗は正直に医院長に報告し怒られ、次から頑張ります!で終わっていましたが、総合病院でこのような失敗をした場合どうなるんでしょうかね?