私が医療事務の資格を取って働き始めた頃、私の4つ年下の従妹はお堅い金融関係に就職をして働いていました。
9時から17時までの事務の勤務はお給料もそれなりにもらえて、いいな~と思っていましたが、従妹はある日パタッとそのお仕事を辞めてしまったのです。
毎日電車に揺られ通勤し、お仕事は先輩達がやってしまってやる事が無い。仕方なく冷蔵庫の掃除などしてみるが、掃除するところもしばらくするとなくなってくる。私って必要なのかな・・・?と思い始めてとうとう『人の役に立つ仕事に就きたい!』と思って医療事務の資格を取るために金融関係のお仕事を辞めてしまったそうです。なんと私の医療事務の話を聞いて医療事務にあこがれたんだそうですが、私はその話を聞いて、びっくり!そして勿体ない~!!!
あなたが採用されたために不採用通知をもらった人がどれだけいると思っているんだ~???
お仕事は慣れてくれば必要以上に回ってくるだろうし、冷蔵庫の掃除や先輩のお手伝いみたいな雑用も人のためになっているのに!!
医療事務の資格は通信講座でも取れるのだから、わざわざ仕事を辞めなくても~!!!と思いましたよ。
それでも従妹は金融関係の仕事を辞め、医療事務の学校へ通い始めたのです。
医療事務の講座を受けて資格を取ったとしても就職できるかどうかは別の話。私は運よく資格も就職もとんとん拍子にうまく行きましたが、従妹は医療事務の試験に合格し、資格を取得したものの、なかなか就職が決まらず(本人が選り好みしたのもありますが)結局医療事務として仕事をしないまま金融関係のパートで働き始めのです。
一度離れた金融関係の事務の仕事、正社員ではなくパートでの雇用になってしまったのは彼女にとって良かったのか、悪かったのか・・・。
医療事務の仕事には就かなかったけど、医療事務の学校で学んだ事は自分のプラスになっている言ってます。
医療事務の資格を取りたいと思わなかったら知らないままだった医療の話。彼女の様に医療事務の資格をとっても就職に生かしきれていない人もいるんですよね・・・。