これまで、私が医療事務の学校で医療事務の資格を取り、整形外科で医療事務として働く話を書いてきました。前回は医療事務の救急当番医がどれだけ大変か!と言うような内容の物になってしまいましたが、私が勤めていた整形外科の話であって、他の病院では事情は変わってくると思います。
私が整形外科で医療事務をしていた時期に、胃腸科内科の医療事務として働いていた友達は、もう10数年同じ胃腸科内科で医療事務をしています。
医療事務は太く短くとでも言うのでしょうか、私の周りで同じ病院に10数年勤めている医療事務仲間はこの人だけです。
いまだ独身ということもあって、拘束時間が長かろうと、残業があろうと、救急当番医があろうと自分のペースで仕事が出来る。だから長く働けるのでしょうか?
私はそれだけでは無いと思っています。
医療事務の仕事が彼女に合っていることを前提として、働いている胃腸科内科の職場が働きやすいのではないでしょうか。
例えば、救急当番医はいつもの勤務と同じように医療事務は2人出るとか、わざわざ残業をしなくても、診療時間中に出来るならレセプト請求の仕事をしてもいいとか、看護師さん達もカルテを作ったり、医療事務の仕事が少しは出来るとか・・・。
きっと医療事務として居心地のいい病院なのだろうな~。と思います。
そしてそれなりに昇給もあるのだと思います。
2人しかいない医療事務だと昇格と言うのは無理でしょうが、勤続年数が長くなればお給料もそれなりに上がるはず!!
同じ病院に長く働いていられるのは仕事面で楽と言うことだけじゃなく、お給料の面でも得してるように思うのです。
医療事務として仕事は一緒でも待遇は病院によって違うのです。
就職活動するならば、太く短くより、細く長く続けられるような病院を探すと良いでしょうね!
こういった病院はなかなか空きが出ないので、探すのも難しいのですが・・・。
作成者別アーカイブ: daisukediceplan
新人医療事務パニック!後編
医療事務の資格を取ってまだ数ヶ月の私が整形外科の救急当番医日に一人で受付事務をすることになり、パニックな一日を過ごすお話の続きです。
慌ててお昼ご飯を食べて受付に戻ると、数人の新患さんが待合室で待っています。
カルテを作れるのが私しか居ないので、新患さんも私が来るのを待つしかなかったのでしょうね・・・。
慌ててカルテを作り、医院長の待つ診察室へ出す!
電話に出る!常連患者さんの会計やお相手をする!
新患さんの診療と治療が終われば新患さんの会計をし、処方箋を出す!これを一人でずっと続けるのです。
救急当番医日はいつもの診療時間とは違うので点数が違います。
通常の診療時間より高い点数で取るわけですが、そんなことは半年に2~3回しかないので、救急当番医日の点数の取り方なんて、医療事務の学校でも教えてもらっていませんし、点数表で確認したこともありませんでした、不慣れなため思わずいつもの点数で取りそうになるのです。点数の取り間違いは直接お金にかかわってきますから、気をつけないといけません。とにかく頭パニック!の状態で気をつけないといけないことが沢山ありすぎるのです。
時には救急隊員から電話がかかったりもします。
救急当番医ですから、救急車で運ばれてくる方もいます。
新人医療事務の私にとっては全てが初めての経験でした。
こうしてバタバタと慌しくパニックな1日をやり過ごし、疲れ切って帰宅するのでした・・・。
日曜日に出勤し、いつもよりハードな医療事務の仕事をして疲れ切っていても、翌日は月曜日、また新しい週の始まりなのです!
と言うことは、救急当番医が日曜日に入ると、月曜日~土曜日までの通常の勤務をして日曜日に救急当番医、翌日の月曜日からまた通常の勤務となるわけですから、なんと2週間続けて出勤することになるのです!!
医療事務の講座では教えてくれないこんなことやあんなことが、実際に医療事務として働き始めてわかるのです。
医療事務の資格を取るだけでも知識も豊富になって良いかもしれませんが、せっかく医療事務の試験に合格し資格を取れたのなら、是非現場で働いてほしいと思います。
現場での経験が新人医療事務員を大きくさせてくれるのですから!