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医療事務の講座にもう一度通いたい!

医療事務の仕事を始めて1ヶ月が経った頃のお話です。
引継ぎの先輩は退職し、私は1人で1人前に仕事をしなくてはなりませんでした。
一緒に働く医療事務の先輩ママさんはブランクが長いので、患者さんの扱いは慣れていても、医療事務に関しては初心者同然。
医療事務コンピューターにいたっては、全く扱ったことが無いとのことでした。
こうして新人同様の2人が医療事務の仕事をして数日、大きな試練がやってきたのです。
それは点数の改正・・・。
これは初診料、再診料、処置の点数などなど沢山の点数の改正が行われ、今までとは点数の取り方が違ったり本当に大変でした。
医療事務コンピューターも新しい点数をインストールしなくてはいけなかったり、今まで使っていた点数やコードを使えなくする作業や訂正する作業もありました。
診療時間にひびかないように、お昼休みを利用して作業していましたが、どうしても解らない時は医療事務の学校に電話で指示してもらっていました。
医療事務の学校からの指示待ちで、診療時間になっても医療事務コンピューターを使うことが出来ず、処方箋を手書きで出すこともありました。
この時期の数日間本当に大変だったのを覚えています。
そして、『もう一度、医療事務の講座に通いたい!!』と思うのでした。
こんなに解らないことばかり・・・。医療事務の仕事をしながらやっていくのは難しい!しっかり医療事務の学校や講座でもう一度学びたい!!と思っていました。
でも、そんなこと出来ませんものね・・・。
だってやっとの思いで医療事務として就職したんですもの・・・。
毎日新人医療事務員として仕事をし、なれない点数改正に悩み、疲れ果てていました。
一緒に働いている医療事務の先輩ママさんは『昔は点数取るのも簡単だったのに・・・。こんなに大変なら引き受けるんじゃなかった・・・。』と泣きそうだし。
『私も新人なんですけど~!!不安になる様な事言わないでください!!』と心の中で思うのでした。
そんな試練も何とか2人で乗り切って、医療事務のお仕事に慣れていくのでした。

医療事務の仕事!レセプト請求でのお話

一口に医療事務といっても働き方はいろいろ!と前に書いたことがありますが、開業医での医療事務と総合病院での医療事務ではお給料も、拘束時間も違います。
総合病院で働いていた医療事務の先輩は、自分の時間が欲しい!と言う理由で開業医での医療事務を辞めて、総合病院での医療事務に派遣で入りました。
一番困ったことは何か?聞いたら、レセプト請求の時期に一番困ったと話してくれました。
開業医だと自分が受付事務でカルテを作るので、後からカルテを見た時、患者さんの名前と顔が一致し、病名を見て今どこの部位の治療をしているかが解ります。
それがどれだけ重要かと言うと、レセプト制作の時に一人の患者さんのカルテとレセプトを見合わせながら間違いが無いかを確認する作業をします。その時例えば『右大腿骨骨折』と病名が付いているのに、左大腿骨のレントゲンを撮影したと書いてある。この右と左の違いだけでも、レセプト請求は通りません。
患者さんの顔と名前とどこの部位を治療中かが解れば病名とレントゲンのどちらの記入が間違っているかがすぐにわかるのです。
総合病院の場合、患者さんの顔が見えない分、名前も治療中の部位も病名も・・・。何もかもが解りにくいんだそうです。
これって間違いかな・・・?と思ったら担当の先生に連絡、確認してもらってから、正しい方を教えてもらう・・・。
なんとも時間がかかる作業です。これが一つや二つではないんですから、開業医でのレセプト請求作業に慣れていた先輩が総合病院で困ったのもよくわかります。
総合病院で医療事務の仕事をしながら土日のお休みを楽しんでいる先輩を見て羨ましく思っていましたが、私はきっと、開業医のこの整形外科での仕事があっている!!!と実感するお話なのでした。
そして、またまた医療事務の講座に通いたいい~。と思うような出来事が起こるのでした・・・。