医療事務の仕事を続けて数年。私にも彼氏ができ、結婚することになった時のお話です。
私が勤めていた整形外科は小さな診療所だったので、看護師も医療事務も皆女性。男性は医院長だけでした。
病院での医師との出会いなんかは最初から期待もしていませんでしたし、仕事に生きる!!と変な気合を持って就職しましたから、恋愛なんかより仕事!!と思っていました。
そんな私も数年経てば考えも変わって恋愛、そして結婚も考えるようになりました。
彼氏ができ、結婚と言う話が出始めた頃、彼の両親は私が医療事務の仕事をしていて整形外科でお年寄りを相手に仕事をしているのを知って、喜んだそうです。
???何が???とお思いでしょ!
私もそう思いましたよ!私が医療事務の仕事をしていることが彼の両親にとって喜ばしい事だなんて考えたことが無かったですもの。
病院で働くということはどんなに小さな診療所でも病院と言うだけで信用信頼は厚いようです。
そして、既にお年寄りの仲間入りをしている彼の両親には病院の受付でお年寄りに優しく接している医療事務の私を想像し、将来に安心感を持ったそうです。
男性から見て医療事務の子がいいと言うよりも、その男性の両親から見て医療関係で仕事をしている子は得点が高いようです。
医療事務だけでなく、看護師や介護師も人気があるのでしょうね!
彼の両親は医療事務の嫁が来た!と喜んでくれていましたが、辞めてしまえばただの主婦・・・。医療事務の資格を生かして再就職するか、医療事務のパートやアルバイトでもしない限り医療事務の嫁には戻れないんですけどね・・・。
医療事務でも看護服
医療事務と聞けば事務なのだから制服はタイトスカートにブラウスにベスト。と言う感じがしますが、私が勤めていた整形外科は医療事務でも看護服を制服にしていました。
看護師さん達とは形が違いますが、看護服として売られているものです。
整形外科はなぜか水色というイメージがありますが、これは制服が水色だったからでしょうか?きっと私だけの勝手なイメージなのでしょうが・・・。
ちなみに内科はピンクというイメージです。
医療事務なのに看護服を着ているおかげでお年寄りの患者さんは私を『看護婦さん』と呼んだりしていました。
最初は『看護婦じゃなくて事務なんですよ~。制服が似てるから紛らわしいですね~。』と丁寧に否定していましたが、途中から面倒になって『看護婦さん』と呼ばれても『は~い!』と返事したり、話を聞いたり・・・。お年寄りの患者さんは看護師だから聞いて欲しいとか、話したいというわけではなく、誰でも良いから私の話を聞いておくれ!と言う方が多いので、私が看護師だろうが医療事務だろうがどっちでもいいのです。
実際『看護師ではありません。』と否定しなくても困ったことは一度もありませんでしたから。
調剤薬局なんかは薬剤師の先生も調剤薬局の事務も私服に白衣を羽織っているだけだったので、一見どちらが薬剤師でどちらが事務なのか、わかりづらいでしょうね・・・。
医療事務の資格を取った時はレセプト請求やカルテなど専門的な事が医療事務の仕事と思っていましたが、実際に仕事をしてみて、患者さんとのかかわりのほうが医療事務として大きい仕事だと思いました。