医療事務、レセプト1枚に泣く


医療事務のお仕事のあれやこれなど書いてきましたが、医療事務の仕事の中で一番憂鬱なのがレセプト請求時期の残業でした。
18時に診療時間が終わり、会計を済ませてからレセプト請求の仕事を始める。
夕食はその合間で取ります。私はもっぱら『どんべ~』専門でしたが・・・。
患者さんが少ない月はレセプトも少ないので残業も簡単に済みます。悲しいことに病院にとってはいいことではないのですよね~。
誰かが不幸にも怪我や病気をし、病院にかかるからこそ収入があるわけです。
レセプトが少ないということは怪我や病気をした人が少なかったと良い様に考えるよりも、今月の収入は少なかった・・・。と言う考え方になるのです。近所には他にも整形外科がありましたから、そちらに患者さんが流れているのかも知れませんし、医院長としては真剣に考える問題なのです。
そしてこのレセプト請求時期の残業で1枚のレセプトに泣いた経験があります。
一人の患者さんに対して基本的には1枚のレセプト。治療内容が多い患者さんは2枚になることもあります。
この大切なレセプトを残業時に1枚なくし、探し回って帰宅が夜の11時になってしまったことがありました。
レセプトをいくら数えても1枚足りない!!
誰のレセプトが無いのかもわからない!!
もお~、ちゃんと医療事務コンピューターで今月請求するレセプトは全部出したのに~。
とにかく部屋中探して見る。すでにカルテと照らし合わせて間違いがないかチェックしているはずだから、この1枚がさらっと見つかりさえすれば今日は残業終わり!となるのに、なかなか見つからないんです。医療事務の40代の先輩ママさんと泣き泣き探しまくってやっと見つけたレセプト1枚!!
なんと医療事務コンピューターの向こう側にするっと落ちて壁とコンピューターの間1センチくらいのところにピラっと挟まっていました・・・。
おお~!!探していたよ~!!良かった~見つかって~!!(泣)
これで帰れる~と思って見た時計は11時を指していました。